椎名高志『絶対可憐チルドレン』#08「普通の敵」後編(週刊少年サンデー41号)

「私たち、超能力はすぐに取り戻すし、いずれ大人にもなるわ。」
「薫ちゃんに何かしたら――― そのとき死ぬほど後悔させてあげる……!!」

”をECMで封じられ、「普通の人々」に捕らえられた皆本チルドレン3人。反射で動いて殆ど何も考えていない(笑)と、冷静なようで内心怒りで煮えたぎっている紫穂、一人マトモなようでツッコミ入れながらも更にボケる。緊急事態への対策がしてあった皆本は流石だけれど、先週も言ったが、それ以前に重要機密であるデカいECMが盗られないようにもう少し防犯体制をなんとかしようよ、B.A.B.E.L.(苦笑)。やはり、ECM開発の”もう1つの理由”はECCM開発が目的だったか。矛と盾の関係と言うか、いわゆる「スタンドアローンで制御不能な兵器などナンセンスだからな」って奴?(ちょいと違うか)。
皆本の絶対絶命の瞬間に、所謂「いやボーン」が発動する。う〜〜ん、連載で今回だけ読むと、ここに来るまでのタメが短く感じるので、薫MAXパワー発動があっけなく見えてしまうなあ。今回のエピソード、皆本への拷問とECCM作動で1話分使って、それ以降の展開でもう1話割けた方がベストだったかも。後述するが色々理由もあるのだろうけれど。事件解決後、「普通の人々」への仕返しは実に小学生(笑)。まあ、この程度で気が済むくらいに彼女らが子供でよかったという事で?。
 今回分までで単行本2巻目が終了次週分から3巻目に突入の模様。そういった切りのよさもあって、今回のエピソードは2話完結になったのだろう。けれど、単行本の構成が想像つかないなあ、短期連載版が4話分と新規連載版が8話、これで2冊分が足りるのかな?。もしかして最初の読み切り版も収録されるのかも。