石田敦子『アニメがお仕事!』(月刊ヤングキングアワーズ9月号)

湯田上に感情移入してしまったのか、イチ乃が手紙を読む場面で、人前で読んでいたのに涙がボロボロこぼれてきた。いやはや、俺の醜態に気づいた人はどう思ったことやら(汗;;。なんと言うか、終わらない祭りは無いんだよねえ……。20代前半以前の若い人には、判り難いかも知れないけれど、自分の仲間であったり、居場所であったり、それは貴重なモノだから、大切にして生きていて欲しい。当たり前の日常が、当たり前に存在する事が如何にかけがえのないモノであるのか、いつか分かる時がくるから。……う〜〜ん、上手く言えない(恥;;。ちゅうか、今回の『アニメがお仕事!』を読んで下さい、分かる人には分かるから。って、理解しちゃう人ってのは、けっこう歳食ってそうだけれど、でも、こういうのは年齢じゃないかな?。
湯田上くん、実家に帰ってしまったけれど、世の中、どうにもならない事は多々あるけれど、どうにもならないと思っていた事が、どうにかなってしまう事も稀にあるワケで。ほら、炎尾燃先生が言ってる「あきらめたら叶っちゃったんですよ!!」とかね(笑)。実際、家庭の事情で夢をあきらめ、仕事を辞めて実家に帰った人が、何年か経って、事情が変わり、業界に復帰した、なんて話も俺の知っている範囲でいくつかあったし。「夢があったら諦めない」ことですよ。いや、炎尾先生は、「夢があったら、あきらめろ!!」って言ってるか(苦笑)。
三鷹さん、彼女も作者・石田さん自身を反映したキャラの一人だと思うけれど、体調を崩している描写があって、ちょっと不安にさせられる。石田さんも過去に体調を崩されて、入院したり、アニメーターを長期休業されたりしたとエッセイで読んだので、その辺りの体験の反映が三鷹さんに描かれそうで………。湯田上三鷹さん、二人の仕事への思いを背負って、二太がアニメーター復帰、って展開かな?。イヤな所で秋葉も出て来たし。秋葉と言えば。演出デビューがビデオの映像特典(「激闘!パ▽ーD"▼ー▽ー」?)って、やはりモデルと噂されている方(作者非公認)とカブっているのですが、これは……。そんなにその人のことが嫌いなのか、それとも、それ相応に親しい友人で、ネタとして使わせてもらっているのか……。その人も秋葉と同じく広島出身だしなあ。外見も1巻の頃はそれなりに似ていたのが今じゃジャバ・ザ・ハットのようになってますが。まあ、いいや。この辺りの事は永遠に事情は明かされないだろうし。