安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』開戦篇#02(月刊ガンダムエース9月号)

シャア(キャスバル)、ガルマ士官学校入学から早くも3年。そろそろ卒業目前の時期。連邦軍将校と揉め事が起きる。所謂「バイザー事件」と言うか。後先考えずにシャアがあんな発言をするとは思えず、かといって、ガルマの言うように、首席を譲るためにやったってのはあり得ないからなあ。ワザと士官を煽り、自分に乱暴させる事で、同期連中の連邦への反感を高めようとした?。ガルマシャア男の友情云々と語る女子学生の姿を見て、20数年前彼らが同人誌で大人気だった事を思い出した(笑)。あのころ同人作家だったお姐さん方は、ネタにしていたシャアとガルマの士官学校時代が出てくるこのオリジン開戦篇を読んでるのかなあ……(遠い目)。セイラ2ヶ月ぶりの登場。一応、兄は死んだ、と思ってはいるが、内心何処かで生きてるのではないかと疑いも捨てきれない状態。あの小天体衝突をきっかけに開戦に進んでいくのかなあ。意図的に連邦が衝突情報を出さなかった陰謀であったと言うロジックで。事前に発見していた描写からシャアも絡みそうだが、現時点で裏の力は無いだろうし。衝突の危険を以前から把握していた事が取引材料にできるのかな?。