ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』(月刊アフタヌーン9月号)

うっわ〜〜!!読んでいてドキドキして鳥肌立ってきましたよ!!。何と言うか、この試合自体が、三橋のボールが今後通用していけるかどうかの試金石になっていますねえ。花井栄口の言うように「スゲーカンタンに点が入っちゃったな」とも言えるし。彼我兵力差を考えると、5回までよく桐青打線を抑えてきたよ…とも言えるし。これで後半戦で打ち込まれでもしたら、9分割のコントロールだけでは通用しないって事にもなり、この試合後に、三橋の投球フォームを根本から改造とかなってしまったり…。いや、それはないとは思うけれど。この試合、唯一の希望は、三橋の”まっすぐ”を温存していた事ですが、でも、それも9番打者にキッチリとらえられてるし……。もう一球一球がドキドキもんですねえ。桐青キャプテンしか三橋の”まっすぐ”が変わった球筋なのを気づいてないのが、救いなのか、どうなのか?!。前々回、前回、そして今回、と、徐々に西浦側が三橋の異常に気づいていく描写が上手い。あまりのハイ加減に田島まで気づいて。そして、遂に、時限爆弾炸裂ですよ!!!。阿部の言う通り、「これで”夏”が終わった!!!(泣;;」と読んでいてビビリまくり。ホントにのぼせただけ?!。大丈夫なの?!。不安はスゴくあるけれどモモカンは勝負を捨てていないしね!。あと、鼻血を出した三橋への花井の対応がイイ感じ。汚れるのを躊躇せずに自分の帽子を宛がってやる気遣いがいい。女性読者はこういう優しさの描写でキャラに惚れたりするんでしょうねえ………。