『妖怪大戦争』監督:三池崇史

今年3月から月平均3回以上は仕事帰りなどに寄って、T-JOY大泉で映画を見ていたのですが、どうにも7月中旬以降バッタリと足が遠のいてしまいました。これはきっと 、”映画館に行く気を失せさせる”妖怪・「姑獲鳥」の仕業に違いありません(笑)。妖怪映画で失くした気力は、妖怪映画で取り戻せ!。と言うワケで、映画ファンサービスデーを利用して、仕事帰りにサラッと見て来ましたよ『妖怪大戦争』、もう夏も終わりだと言うのに。目当てはモチロン、栗山千明演じるアギ高橋真唯演じる川姫!。この二人に加えて、三輪明日美ろくろ首も含め、三人の女性妖怪の艶やかさは、これまでムシキングなどに夢中だった、健全な小学生男子に精通を促そうとする映画界の魔人・加藤保憲たる三池崇史の罠に違いないでしょう(笑)。いや、これ本当、ある意味エロ映画ですよ。全編ツヤツヤ肌が濡れ光りしている川姫の描写は尋常じゃありませんし(下着を着けていないように見えるコスチュームもエロい)、どんな映画をも彼女の出演場面は輝かせて魅せる(『あずみ2』とかね)映画のミューズ・世界の栗山千明の神々しいまでのカッコよさ。足フェチ太股フェチ舌フェチの方々はそれらの描写だけで入場料の元が取れた気分になれますよ!。
映画全体を見れば、クライマックスのあのオチはなんだ?とか、脚本のツメが甘すぎとか、どうせなら赤星昇一郎子泣き爺も出せ!とか、宮迫博之演じる佐田は『フィギュア17つばさ&ヒカル』の黒田みたい(笑)とか。加藤保憲嶋田久作の方が(俺は)よかったとか、色々思うこともあるけれど、全ては水木しげる先生に免じてokと言う事で。正直VF-Xの類いはあまり期待していなかったのですが、かなりの良いところまで奮闘していたのではないでしょうか。妖怪の大モブシーンなど、一昔前のアナログ特撮では見れなかった映像も続出しているし。
けれど、この映画を株主総会で上映すると言うのは何か間違っているような気はするよ、角川書店さん。