石田敦子 『アニメがお仕事!』#19「覚めても夢を持てますか?」(月刊ヤングキングアワーズ10月号)

神は天に
すべて世はこともなし
あっ『赤毛のアン』だ
表紙&巻頭カラー。今回から4巻収録分です。扉絵はみんなで動画用紙持って何をやっているのかと思った(笑)。引き継がれるモノ。渡されるモノ。そういう意味かな?。
他人も余裕がないのを、自分が一線引いたときに始めて理解する、と言うのはよく分かる。「初めての〇〇」が上手くやれないのはみんなよくある事で、ホント、秋葉くんにも「お互いがんばろうや」と声をかけてあげたい気分。アガったり、動揺したり、上手く段取れないのは最初は仕方ないし。例えの話は、いや実際、打ち合わせで(特に大変なカットは)「ほら、あの作品のアレ」と言って説明される事が多々あるし、ねえ?。「名作劇場のような雰囲気で」「大林宣彦映画のような。『異人たちとの夏』の今半の場面で」「必殺仕置人の、沖雅也の使う鉄槍みたいに」すんません、俺も色々例えで使ってきました(苦笑)。反省する事しきり。
あれだ、湯田上力石ならば、三鷹さんはメーテルだね!(まだ例えてる)。想いもあるし、一緒に傍に居てもいいけれど、敢えて男の子の為に、自分は離れて行く事を選ぶ、と。雨中、三鷹さんの部屋の前での、イチ乃二太の場面は、『アニメがお仕事!』全編中屈指の名場面。イチ乃広島弁(尾道弁になっているそうですが違いが判りません)で喋るのは、こういう場面では凄く効果的だし温かみもある。新人は全滅。イチ乃光川評この人の言うこと正論だけど正しくないんだよね…」にもちょいとグサリときたり。原画初仕事に戸惑うイチ乃と、相変わらずの堀内。そして、久々に顔を出したと思ったら、イキナリとんでもな事を言い出す志村。今までそんな素振りなかったんにねえ?!。堀内への当てつけ?、それとも本気なのかいな?!。