『龍の恋人』#(ウルトラマンマックス#09)

プチ『ノンマルトの使者』なお話。過疎化していく土地と画一化された観光施設の開発。一概に言えるものじゃあないけれど、余所者からしてみれば、昔からの自然を残せ!などと言いたくなるけれど、その土地に住んでいる人達にとっては観光客誘致は死活問題であるワケで。まるで、映画『ヤマトタケル』のヤマタノオロチの首を1本切って持ってきたような、村の守護神・ナツノメリュウ。デザインと造型はともかく、祭りの晩に復活し、夜の闇に黒い体をライトアップさせるが如くの赤い炎の翼と、青く光る怪光線の演出がいい。逃げ惑う村人の演出もけっこう雰囲気が出ていたし。毎回怪獣を倒して終わり、ではなく、今回のように封印して終わる締め方もあると、シリーズとして幅が出てくる。謎の少女。演技力が平成ガメラの頃の藤谷文子のようで、演技力がスゴく怪しかったがギリギリ耐えられなくなる一歩手前で踏み止まってくれた感じ?。