清原なつの『パラダイスアベニュー』#01(イブニング8月9日号)

新連載、青年誌初登場。……以前の清原作品でも同じような話を読んだような…。まあいいや。自分の居場所はここではないのではないか?もっと自分に相応しい所があるのではないか?。みんな1度はそういう思いになった事はあるのではないかと思う。俺なんかいまだに思っているけどね!(笑)、流石にイイ歳なんで声高にそんな事を叫んだりしませんが。そんな不安感にかられて(?)、自分は恐竜なのではないかと思う男の話。しかし、ぶ〜けとかで描いてた時と作風まったく変化なし。少女誌、女性誌で活躍した女流漫画家は、青年誌で描く場合でも自分の作風を変える事は殆ど無い。あっても女性主観で描いてたのが一応、男性主観に切り替えてみるぐらいで、世界観やテーマが揺らがない。逆に、中野純子のように露骨に青年誌向けにタッチを変えてしまう方が珍しいくらいだ。もっとも中野純子はリアルタイムで『みんなあげちゃう』を愛読していたと発言しているし、本人が好きでエッチ描写濃い目に作風を変えたのかとは思うが。閑話休題。連載はこのカップルを主人公に続けていくのかな?、何かそれもツラいような気もするので、『花図鑑』のように各話で主人公を変える連作形式になるのだろうか?。