原作・監修/横田滋・早紀江 作画/本そういち『めぐみ』

最終回。とりあえず現状にまで追いついて終わらせた、と言う処でしょうか。結局、この拉致事件自体が最終的な解決を見ていないし17歳。『カリスマ』のような実際の事件を元にした「フィクション」と違い、あくまでも「ノンフィクション」に拘った内容なのでこれ以上描き続けるのは難しいのでしょう。現実に起こっていないハッピー・エンドを付け足すワケにもいかないだろうし。『夕凪の街 桜の国』の時も思ったけれど、全てが情報として流されていく、事件事故が簡単に忘れ去られていく現代で、例え、漫画の形でも書き残して語り継ぐと言う事問題提起していく事は大事だと思うし、”崖っぷち状態”(最近はそうでもないのかな?安定してきた?)漫画アクションには、これからも他誌では出来ない冒険的な作品を送り出し続けていって欲しい。
跳び跳びにしか読んでなかったので単行本最終巻が出たらまとめて読みます。