『ONE PIECE ―オマツリ男爵と秘密の島―』細田守インタビュー (WEBアニメスタイル)

傑作、映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の監督や、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』40話「どれみと魔女をやめた魔女」を演出した、細田守監督。細田守が監督し、今年の3月に公開された、映画『ONE PIECE ―オマツリ男爵と秘密の島―』は、TVアニメの劇場版という枠を遥かに超えた1本の映画として素晴らしい作品でしたが、その映画『オマツリ…』も先月DVD化され、恐らくはその宣伝応援も兼ねて、WEBアニメスタイル細田監督インタビューが連続掲載されているのですが、これがスゴい!。特に今日更新分の2回目は、細田監督が映画『ハウルの動く城』の時にスタジオジブリで味わった挫折感を作品に込めた、と言うけっこう生々しい事まで語っています。細田監督が『ハウル降板の件*についてここまで語っているのも公では初めてでしょう。いや、細田作品ファン、『オマツリ…』を見て楽しめたワンピースファンは是非ご一読を。脚本から完成した映画へのストーリーや主題の変容についても語られているし。個人的には、監督の言葉を読んで、なぜ俺がこの映画に妙にハマったのか、腑に落ちた気がしました。やはり、作家のナマの想いが込められた作品は一味違ってくるという事でしょうか。インタビューは全5回掲載の予定だそうです。

*映画『ハウルの動く城』は、当初、細田守監督をスタジオジブリに招き、2002年公開を目途に制作準備が進められていましたが、諸々のトラブルにより作業は中断し、細田監督は降板。凍結された企画は、『猫の恩返し』完成後のジブリで、宮崎駿監督によりゼロから再スタートされる事になりました。宮崎監督の元で作られた映画『ハウル…』は、昨年完成し秋に公開され、記録を塗り替える大ヒットになったのは、周知の通りです。