『星の破壊者』(ウルトラマンマックス#07)

ある意味もう一人のウルトラマンとも言える、宇宙からの知的文明観察者・神崎士郎(て、おい!)ことケサム。任務として星から星へとかけ巡る彼が、宇宙船などのハンパな乗り物を使わずに、空間転移装置で移動しているのには説得力があったり。しかし、裁定者たるケサムが、地球に好意的か否かが見ているうちに視聴者に判るのではなく、ハナからサブタイトルで『星の破壊者』と謳ってしまってバレバレなのはどうかと思った(苦笑)。せめて、『星への審判』とか曖昧に濁しておけばいいのに。スピーディにマックスへ変身するカイトと、渋く竜巻状のエネルギーに包まれて変身するケサムの対比と、格闘までの雰囲気がいい。が、直後、格闘時に爆弾を持ったり、邪魔になってちょいと脇に置いたりするマックスはなんかマヌケに見える(笑)けれど。ミサイルを斉射するダッシュバードⅡとミサイルとダッシュバードⅡの動きを念動力で止めるケサムケサムのビームを空中で素早く避けアイスラッガー(マクシウム・ソード)で光の鞭を切り裂くマックスなど、板野一郎with円谷CG班の創り出すビジュアルは見どころ多し。そういえば、確か巨大ケサムのデザインも板野一郎が手がけた筈。
冒頭、ヒジカタ隊長の、「娘と行った事があるな」の台詞は、勤務外の日常を想像させてgood。あれは宍戸開のアドリブかな?。各雑誌インタビューでの情熱と意気込みを感じさせる発言で、俺的宍戸開評価がグッと上がりました。がんばれエイトマン!!。