河下水希『いちご100%』最終回「選んだ未来(シナリオ)」(週刊少年ジャンプ35号)

ええ〜〜っ!!西野END?!。いや、どうにも毎週熱心に連載を読んでいたり単行本を集めていたりするようなファンではなく、ジャンプをめくる時に稀に読んでいたって程度のかなりイイ加減な読者であったのだけれど。どのくらい緩い読者だったかと言うと、女の子が東西南北とか方角の名を与えられていて、その女の子達に、あっちこっちウロウロする主人公が真ん中(真中)って名を持つと言う、如何にも記号クサいネーミングになっているのを、はてなキーワード検索を見ていま始めて気づいたってくらいで(笑)。それでもこの3週か4週はぼちぼちクライマックスっぽかったので続けて読んでいたら、この結末!!。いや、先々週で西野と綺麗に別れて、まあ綺麗過ぎる気はしたけれど、それでもビンタ1発で三角関係にケリをつけたオレンジロードよりは幾らかジャンプのラブコメも進歩したなあと思ったのだが、で、これからは東城と如何に上手くいくようになるのかって展開かと思っていたら、この結末?!。俺はずっと、『いちご100%』って東城がメインヒロインだと思っていたのだけれど、この最終回の終わり方って、めぞん一刻』で音無響子さんを選ばずに七尾こずえちゃんを選んだと言うか、『きまぐれオレンジロード』で鮎川まどかを選ばずに檜山ひかるを選んだと言うか、『超時空要塞マクロス』でリン・ミンメイを選ばずに早瀬未沙を選んだと言うか(まあマクロスはそういう話だけれど。例えがみんな古くてスマンなあ(笑)〉何やらギャルゲー、エロゲーで、メインヒロインENDに行くのに最後の選択肢で間違えてサブヒロインENDで終わっちゃった感じ?。いや、ここ最近、真中は西野と交際していたのだから西野ルートを辿ってエンディングに行き着いたと考えればおかしくはないのかも知れない、そうは言っても、どうなんでしょう、ねえ、この終わり方?(笑)。ああ、でも、作者がこの作品が恋愛選択ゲーム、ギャルゲー・チックなのに自覚的なのは、今回のサブタイを見れば明らかですね、って、今更過ぎる事なのかも知れませんが。それにサブタイは編集サイドが名づけてる可能性も有るか。しかし、ここまで露骨なのだから当然自覚はしているよね、うん。俺は、これまでそれほどはこの作品に興味なかったけれど、最終回を読んで全巻通読してみたくなりましたよ、ちゃんとこのラストに落ち着くような展開をしていたのか、確かめたくはなった(笑)。
あ、今後も番外編が載ったり重大発表があると告知されたりと色々展開されるようなので、よく判りませんが、もうちっとだけ続くみたいです

追記:いくつか感想サイトを見てみたら、この終わり方にけっこう納得していない人も多いようです(苦笑)。物語の発端が東城で始まっているのに、締めがそういう方向に行かなかったのが反発の原因?。やっぱりコミックスまとめて読んでみようっと(笑)。