北崎拓『さくらんぼシンドローム クピドの悪戯2』#57「同じワケねーだろ?」(週刊ヤングサンデー49号)

週刊ヤングサンデー49号2007@小学館

 「オレは、オレの頭の中にしかもういない――『8年前にオレを振った泉谷由梨』と、ずっと言い争っていただけじゃないのか―――」
 メチャクチャにキャッチーな元カノ・由梨の見開きヘア・ヌード、しかも股間にはモザイク付き!(笑。こういうあざとい場面は大抵阿川むっちゃんの妄想なんだよなあ、とか思ったらやっぱりそうでした(笑)。 穏やかに世間話をする元カノに対して、「愛想笑いすら浮かべない」事で怒りのアピール、………って、このビミョ〜な心の狭さと性格の悪さが阿川君らしいと言うか、何かこの辺りにヘンに共感してしまう俺自身も心は狭いし性格悪いですとも、ええ!(苦笑; 元カノとバッタリ再会してしまい、お茶して話をしてみたら、お互いの会わなかった時間が過去の相手とのギャップを更に膨らませ……なんて経験があると、今回の阿川君由梨の会話のズレっぷりや違和感に納得できるかも知れません。例え奇麗事でも、遺恨なく過去を清算しようとする由梨は俺にはそんなに悪い女とも思えません。確かに自己中心的かも知れないし、受けた傷の深さのギャップも埋めようもないものだけれど、過去の過ちを綺麗に清算しようという心掛け自体は間違っていないと思う。ちゅうか、実際現実はもっとヒドくて、世の中には過去に泥靴で上がりこみ汚しまくって平気なオンナとかいるからね! 今週の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』のちはるみたい娘とかね!村上かつらサユリ1号』の大橋ユキみたいなサークルクラッシャーなオンナとかホントにいるよ!!(怒; ハァハァ…閑話休題。今晩、由梨と再会した事で、阿川君も少しオトナになれた様子。過去を肯定したい元カノを見て、自身も過去の傷から癒されたのでしょう。阿川君麻生さんれなの3人での和やかなギョーザ・パーティーでの思い出。麻生さんれなはホントに仲良しさんになってるなあ(笑;餃子の皮を包むのがヘタな麻生さんが可愛くてよいよい♪ あと、ニンニクニラ臭くなるのが嫌なら食事の前にキスをしませてしまえば?とも思うのですが、まあ、そういうものなのかも知れません。麻生さんとの仲直りを決意した阿川君れなを呼び出して…って、いいところで引っ張るなあ(笑; 次号につづきます!