アニメスタイルイベント『「天元突破グレンラガン」大グレン団公開打ち上げ』(新宿LOFT/PLUS ONE)

 「おまえら!今日ここにいるって事は全員グレン団なんだよなあ!?だがな、1つだけ間違ってることがある!!グレン団じゃあねえ!大グレン団の打ち上げだあッ!!!」(多少ウロ覚え;)
こんな、熱い!熱過ぎる今石洋之監督の乾杯の音頭から始まった今回のトークライブ、入場者数も、『フリクリ』のトークライブの時を越えたらしく全てテーブルを取っ払い、立ち見客を含め、300人強を数えたそうです(追記:その場では「300人超え!」の発言がステージからあったのですが、グレン団活動報告の記事によると、集計された客数は260人弱とのことです)。流石は今年1番熱く燃えたTVアニメ!!!、しかも放送終了直後の熱も冷めやらない時期という事もあり、お客さんのノリもよい!いつもより更に女性客も多い!!(笑)。女性客の大部分はヴィラルロシウのファン、なのかな?と最初思っていたけれど、客のノリを見ていると、そうではなくて(そういう人もいただろうけれど)『天元突破グレンラガン』と言う作品に惚れ込んで足を運んで来た人が大勢だったんじゃないのかなあ。ファンに愛されてる作品だなあと思いましたよ。愛されてると言えばそれはファンサイドだけではなく、今石監督中島かずきさんを始め、壇上に上がったスタッフの方々みんなが作品に思い入れを持って熱く創り上げてきたのがこちらにも伝わってきましたよ。いろいろ楽しい話も聞けてよかったけれど、個人的によかったと思ったのは、グレンラガン』のテーマ(の1つ)は世代交代と何度もあちこちで語られていたけれど、これって、アンノのアニキがいなくなったガイナックス団で彼らの遺志を受け継ぎ作品を作ろうとする今石監督の心情を投影してるものなのでは??と思っていたのだけれど(つまり、カミナ=アンノカントクで、シモン=今石監督ってことね)、それに近い質問を小黒氏が今石監督にしてくれたトコでしょうか。監督の返答は、「結果的に大グレン団に現在のガイナックスを投影しているような形になったかも知れない」との事、あまりストレートに意識しての事ではなかった模様。カミナに関しては、アンノカントクよりも、中学高校時代に自分をアニメオタクに導いた(苦笑)友人(中学時代と高校時代に複数いた)の事を思い描いていたそうです。あと、1話のジーハ村で女の子達に「キモい、クサい」と言われていたシモンの描写にも監督は自己を投影して思い入れがあったとか。やはり不遇な学生時代を過ごして来た俺には全く他人事と思えず共感してしまったり(苦笑;;)