椎名高志『絶対可憐チルドレン』#87「とっておきの日(3)」(週刊少年サンデー24号)
「陸軍特務超能部隊。それが当時の呼び名だ。いまの『バベル』はそれがもとになってる」
皆本の作ってくれた料理を「庶民的で素朴」とか言われて怒る紫穂が可愛い(笑)。それはともかく、これまで語られているようで直接はあまり語られていなかった、兵部の過去。イマドキの長編マンガだと、このテの過去篇に延々と何話分も、ヘタをしたら単行本数巻分も費やしたりするものだけれど、そこはよくも悪くも椎名高志、アッサリ13ページ分で終了であります。この辺りをスピンオフで色濃く描いてくれても面白いと思うけれど、まあ、それはまた別の機会に、ということで。壮絶な兵部の過去話を聞きながらでも平然と食事を続ける紫穂が可愛い、って、そればかりですが(笑)。